カレーでダイエット?

 カレーには野菜しか入れない。それでも十分に美味しく食べられる。もともと、肉類が大好きな俺だが、自分でカレーを作られるようになって、食べ物の趣向がますます変化してきている。野菜中心の食生活になっている。
 
 食生活がかわり、俺の体系にも大きな変化が出てきている。毎年うける健康診断では、ここ数年は「少し肥満」という結果が出ていた。しかし、今年の春に受けた診断の結果は、「標準」に戻っていた。5年ぶりじゃないかなぁ。やっぱり、「体は、食べたものから作られる」というのは本当だったんだ・・・
 
 そういえば、中国茶を好んで飲むようになってから、体重が一気に2kgも減ったことがある。その中国茶は、油分や糖分を体外への排出を促進する効果があるという。労せずして、ウェイトダウンに成功している。
 
 主義や信念ではないけど、プチ・ベジタリアンな食生活に変わり、体の調子がすごく良くなってきている。健康や体型を気にされる方は、俺のようにまずはカレーから、食生活を変えていってはいかがですか?

ベジタリアン

 最近、カレーの作り方を覚えた。もちろん、本格的なカリーではなくて、ルーから作る、日本風カレーだ。
 
 いざ自分で作ってみると、本当に簡単。これまで、料理というものをほとんどしたことがない私にも、すごく美味しくできあがる。自分の好きな具材を放り込み、煮込んだ後にルーを混ぜる。激辛好きな私は、最後にガラムマサラも大量にふりかける。
 
 私の好きな具材は、ナス、ジャガイモ、たまねぎ、ほうれん草・・・といった、これも日本的カレーの具材ばかり。ほんとうは、ビーフなんかも入れたいけど、肉類は調理や保存が面倒くさい。
 
 そういえば、インド料理といえば、ベジタリアンを連想する。ヒンズーの宗教上の理由からビーフを食すのはご法度。またポークも、同地域に居住するイスラムの教義により、一般的な食材ではない。肉といえば、チキンかマトン。
 
 考えてみれば、日本で一般的なビーフカレーというのは、インド=ヒンズーの文化を冒涜しているかのような代物だ。
 
 そんな宗教上の理由からではなく、私が食べるカレーは、必ずベジタブルしか入っていない。年を重ねると共に、食べ物の趣向も変わってきたこともあるが、野菜だけのカレーでも十分に美味しいことがわかったから。(それに、調理も簡単・・・)
 
 おかげで、野菜に対する見方が変わり、他の料理においても肉類がないものを好むようになった。かつて、肉がなければ料理なんかじゃない!とまで思っていた私からすると、すごい変わりようである。
 
 料理においても、インドのカルチャーに影響を受けたことを実感している。

中村屋のボース

先日、神奈川新聞の書籍紹介で『中村屋のボース』が紹介されていた。
私がちょうど、インドへの探究心を深めた直後だった。
早速、アマゾンで同書を購入した。
 
『新宿中村屋のインドカリー』は、レトルトでも売られている。
もともと、カレーが大好きな私は、スーパーやコンビニでよく見かけてた。
しかし、少し高価なこの品は、生活費をできる限り切り詰めている私には、これまで強く関心を寄せされるものではなかった。
 
商品のパッケージにも「恋と革命の味」と書かれている「インドカリー」。
この『中村屋のボース』という本を読むと、その意味が十分に理解できる。
また、当時のインド独立運動について、加えてインドと日本の深い関係について、これまで知らなかった歴史を知ることができた。
 
『新宿中村屋のインドカリー』が生まれた背景にも強く印象付けられたが、第二次世界大戦中における日本軍の戦略の中に、インド人が深く関係していたことにも驚いた。
 
そういえば、以前、マレーシアのマラッカへ行ったときに、現地のインド人からこんなことを言われた。
 
「戦争中に日本は、ここマレーシアでも中国人を大量に殺していった。
赤ん坊を空中に放り投げては、落ちてきたところを日本刀で刺す。
とても残虐だ。しかし、日本軍は、我々インド人にはそのようなことをすることはなかった。むしろ、とても親切に接してくれた。」
 
英国は、自国のアジア戦略のためにインドを支配下においた。
シンガポールを含むマレー半島をも支配し、そこへインド兵を招集・配置した。
それゆえに、現在、マレーシアとシンガポールには、インド人のコミュニティーが存在する。
 
日本軍は、英国をアジアから放逐するために、このインド兵を利用した。R.B.ボースの仲間である反英独立運動の闘士を現地に派遣し、英軍支配下のインド兵を日本側につかせる作戦に出た。
だから、当時の日本にとっては、マレー半島に居住するインド人は、重要な存在であったことは想像に難くない。
 
また、この第二次世界大戦が終了し、極東軍事裁判においても、インド人のパール判事が「連合国に、日本を裁く権利はない」と発言したことも有名な話である。
 
太古の昔から、仏教という宗教を主にして、インドと日本の関係は深くつながっている。
また、この第二次世界大戦中やその前後のインド-日本の深い関係は、この「中村屋のボース」で伝えられている。
 
インドの大国化が、世界的なレベルで叫ばれる中、日本国内ではインドという国に注目している人々は少ないように思う。
どちらかというと、日本の同質的な文化に嫌気がさした若者が、その神秘的な文化や宗教にひかれて独りでインドへ赴く、まだそういう観点でしか見ていないようにも思う。
 
先月は、日本の総理大臣もインドを訪問した。
書店へ行くと、まだまだ数は少ないが、インドの政治・経済・社会の潜在的な実力を紹介する本が並んでいる。
最近、私は、インドと名のつく本を、片っ端から読んでいる状態である。
それらの中で、インドへの関心を深める取っ掛かりとしては、この「中村屋のボース」は最適ではないかと思う。